2024.10.11 ●石破首相は10日、ラオスの首都ビエンチャンで日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)との首脳会議などに出席し、首脳外交を始動させた。中国の李強首相や韓国の尹錫悦大統領らとの個別の首脳会議にも臨み、日中間では、共通の利益を拡大しながら協力する「戦略的互恵関係」の推進を確認した。
2024.10.10 ●衆院は9日の本会議で解散された。政府は臨時閣議で第50回衆院選の日程を「15日公示ー27日投開票」と決め、与野党は事実上の選挙戦に突入した。物価高対策を含む経済政策や、自民党派閥の政治資金規正法違反事件を受けた政治改革が争点となる。自民、公明両党と、立憲民主党など野党勢力のどちらに政権を託すかを選択する選挙となる。
2024.10.09 ●1966年に起きた静岡県一家4人殺害事件で、強盗殺人罪などで死刑が確定した袴田巌さん(88)を再審無罪(求刑・死刑)とした静岡地裁判決について、検察当局は8日、控訴を断念したと発表した。判決を不服としながらも、袴田さんを長期間にわたり不安定な状況に置き続けることは相当でないとして、9日に控訴する権利(上訴権)を放棄する方針。逮捕から58年を経て、袴田さんの無罪が確定する。
2024.10.08 ●自民党派閥の政治資金規正法違反事件を巡り、収支報告書に不記載があった議員の大半について、所属する党都道府県連が衆院選に向け、公認を党本部に申請したことが読売新聞社の調べでわかった。石破首相(党総裁)は9日に衆院を解散する方針で、地元の意向などを踏まえ、公認の可否について決定する。
2024.10.07 ●石破首相(自民党総裁)は6日、派閥の政治資金規正法違反事件で収支報告書に不記載があった議員について、党の重い処分を受け、かつ説明責任を十分果たしていない6人を次期衆院選で非公認とする方針を公表した。それ以外についても、地元から公認申請がない場合などは追加で非公認とするほか、公認しても比例選の重複立候補は認めない考えだ。
2024.10.06 ●イスラエル軍は4日、レバノンへの地上侵攻開始以降、イスラム教シーア派組織ヒズボラの司令官21人を含むメンバー約250人を殺害したと発表した。パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム主義組織ハマスとの戦闘開始から7日で1年となるが、犠牲は、ハマスを支援するヒズボラが拠点を置くレバノンでも拡大が続いている。
2024.10.05 ●石破首相は4日午後、衆参両院の本会議で、内閣発足後、初めてとなる所信表明演説を行った。地方創生で交付金の予算倍増を打ち出し、「防災立国」を目指すとして、防災庁の設立も訴えた。外交・安全保障では、持論の日米地位協定改定や、アジア版北大西洋条約機構(NATO)創設などには触れなかった。
2024.10.04 ●自民党の次期衆院選公約案の全容が判明した。派閥の政治資金規正法違反事件を厳しく反省し、「ルールを守る」などの6本柱を掲げた。公約案は、①ルールを守る②暮らしを守る③国を守り、国民を守る④未来を守る⑤地方を守る⑥新たな時代を切り開くーの6本柱で構成した。
2024.10.03 ●イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」は1日夜(現地時間)、イスラエルを弾道ミサイルで攻撃した。イスラエル軍は弾道ミサイル180発以上が発射され、大半は迎撃したと発表した。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は「イランは大きな過ちを犯した。代償を払うことになる」と報復を警告した。中東の軍事大国同士の報復合戦に発展する恐れがあり、情勢は緊迫の度合いを増している。
2024.10.02 ●自民党の石破茂総裁は1日午後、国会で第102代首相の指名を受け、皇居での首相親任式と閣僚認証式を経て石破内閣が発足した。首相は同日夜の記者会見で衆院を9日に解散すると表明した。衆院選は「15日公示ー27日投開票」の日程で実施される。新政権では、経済対策や防災体制の強化、地方創生などに注力するほか、同盟国・同志国との連携強化を目指す。
2024.10.01 ●自民党の石破茂新総裁は30日、党本部で記者会見を行い、衆院選を10月27日投開票で行う方針を表明した。衆院を9日に解散し、衆院選公示は15日とする考えだ。石破氏は1日召集の臨時国会で第102代首相に指名され、皇居での首相親任式と閣僚認証式を経て新内閣を発足させる。