2024.09.19 ●小林製薬の「紅麴」成分入りサプリメントを巡る健康被害問題で、厚生労働省は18日、原料から検出された青カビ由来の「プベルル酸」が、腎障害を引き起こした原因物質だと特定したと発表した。原料を作る前の紅麹菌の培養段階で、青カビが混入してプベルル酸が生成されたと結論付けた。
2024.09.18 ●東京電力は17日、福島第一原子力発電所2号機で行われている溶け落ちた核燃料(デブリ)の試験的な取り出しを再び中断した。取り出し装置に付けたカメラで原子炉内の映像が確認できなくなったためで、東電は原因を調査するが、再開時期は見通せないという。
2024.09.17 ●米フロリダ州ウェストパームビーチのゴルフ場で15日午後(日本時間16日未明)、ゴルフをしていた共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)の警護官が茂みに銃口があるのを発見し、発砲した。捜査当局は現場から逃げた58歳の男を拘束し、トランプ氏への暗殺未遂事件として捜査している。トランプ氏にけがはなかった。
2024.09.16 ●総務省は15日、65歳以上の高齢者の推計人口を発表した。15日時点の高齢者は前年比2万人増の3625万人、総人口に占める割合も同0.2㌽上昇して29.3%となり、いずれも過去最高を記録した。昨年の高齢者の就業者数も914万人と20年連続で増加し、過去最多を更新した。
2024.09.15 ●自民党総裁選(27日投開票)に立候補している9人による公開討論会が開かれた。衆院解散時期や政治改革、経済、エネルギー政策だどで約2時間の論戦が行われた。討論会には高市早苗経済安全保障相、小林鷹之・前経済安保相、林芳正官房長官、小泉進次郎・元環境相、上川陽子外相、加藤勝信・元官房長官、河野太郎デジタル相、石破茂・元幹事長、茂木敏充幹事長が参加した。
2024.09.14 ●障害を理由に不妊手術を強制した旧優生保護法を「違憲」として国に賠償を命じた最高裁判決を受け、国と原告側が13日、係争中の訴訟の和解合意書に調印した。初提訴から6年7か月余りを経て、一連の訴訟は全面解決に向かう。合意書では弁護士費用を除き、慰謝料として原告に1500万円夫婦が原告の場合は被害者に1300万円、配偶者に200万円を支払うとした。
2024.09.13 ●岸田首相の後継を選ぶ自民党総裁選は12日に告示され、15日間の選挙戦がスタートした。過去最多の9人が立候補し、上位2人の決選投票にもつれこむ公算が大きくなっている。派閥の政治資金問題を受けた政治改革や経済政策、社会保障などを巡り、激しい論戦が交わされる見通しだ。
2024.09.12 ●11月の米大統領選に向けたテレビ討論会が10日、ペンシルベニア州フィラデルフィアで開かれ、民主党のカマラ・ハリス副大統領(59)と共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)が初めて対決し、経済問題などで白熱した論戦となった。投票まで2ヶ月を切った選挙戦は支持率が拮抗する大接戦となっている。
2024.09.11 ●東京電力は10日、福島第一原子力発電所2号機で溶け落ちた核燃料(デブリ)の試験的な取り出しに着手した。当初は8月22日の予定だったが、同日の準備作業中に手順ミスが判明して中断し、3週間遅れとなった。取り出しに成功すれば2011年3月の原発事故後初めて。東電は約2週間かけて原子炉内からの少量のデブリ採取を目指す。
2024.09.10 ●第17回夏季パラリンピック・パリ大会は8日、パリ郊外サンドニのフランス競技場で閉会式が行われ、12日間の日程を終了した。パリ五輪に続き、次回2028年大会が開催される米ロサンゼルスにパラリンピック旗が引き継がれた。今大会の日本は前回東京大会を上回る14個の金メダルを獲得。銀10個、銅17個と合わせメダルは計41個で、総数では過去最多だったアテネ大会の52個や前回東京大会の51個には届かなかった。
2024.09.09 ●米軍普天間飛行場がある沖縄県宜野湾市の市長選が8日投開票され、同飛行場の名護市辺野古移設を容認する無所属元市長の佐喜真淳(さきまあつし)氏(60)(自民、公明推薦)が、いずれも無所属新顔で前市議の桃原功(とうばるいさお)氏(65)(立憲、共産、社民、沖縄社会大衆推薦)、磁気探査会社社長の比嘉隆氏(47)を破り、当選した。同市長選で自公が推す候補者の当選は2012年以降、5回連続となった。
2024.09.08 ●立憲民主党の代表選が7日に告示され、野田佳彦・元首相(67)、枝野幸男・前代表(60)、泉健太代表(50)、吉田晴美衆院議員(52)の4氏が立候補した。次期衆院選での政権交代を見据え、野党共闘の枠組みのほか、経済やエネルギーなどの重要政策が主な争点となる。
2024.09.07 ●パレスチナ自治区ガザで昨年10月に始まった戦闘は7日で11か月となる。1日からポリオ(小児まひ)ワクチンの接種が始まり、接種地域では戦闘が停止しているが、他の地域ではイスラエル軍の攻撃が続き、ガザの死者は4万878人に達した。戦闘停止を巡る交渉は停滞し、停戦合意の見通しは立っていない。
2024.09.06 ●トヨタ自動車と日産自動車、SUBARU(スバル)、マツダの自動車大手4社と電池メーカーが、電気自動車(EV)向け電池の量産に向け、2028までに国内で新たに計約1兆円の投資を計画していることがわかった。政府は経済安全保障上の重要物資として費用の3分の1を補助する。EV市場の世界的な拡大に備え、海外に依存しないサプライチェーン(供給網)を構築するため、投資を加速する。
2024.09.05 ●富士山の大規模噴火で首都圏に大量の火山灰が降る事態に備え、気象庁は、広範囲・長時間の降灰を予測する「広域降灰予報」を導入する方針を固めた。富士山噴火では最大30㌢以上の火山灰が降り積もり、住宅倒壊や交通網のマヒといった深刻な被害が出る恐れがあることから、予報により迅速な防災行動につなげるのが狙い。来年度から予測システムの開発などを進め、数年後をメドに始める方針だ。
2024.09.04 ●ロシアのプーチン大統領は3日、訪問先のモンゴルでオフナー・フレルスフ大統領と会談した。国際刑事裁判所(ICC)加盟国であるモンゴルは、ICCから逮捕状が出ているプーチン氏を拘束する義務を履行しなかった。罰則は事実上なく、国際秩序をないがしろにするあしき前例となる懸念がある。
2024.09.03 ●財務省が2日発表した2023年度の法人企業統計によると、23年度末の企業の内部留保(金融業・保険業を除く)は前年度末比8.3%増の600兆9857億円と、初めて600兆円台を突破した。今年4~6月期の名目GDP(実額・年換算で607・9兆円)に匹敵する規模だ。
2024.09.02 ●膵臓の細胞が正常に働かない重症の1型糖尿病について、京都大病院がiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った細胞のシートを患者に移植する治験を、来年にも実施する計画であることが、京大関係者らへの取材でわかった。有効性が確認されれば、注射治療が継続的に必要な患者の負担を軽減する効果が期待できるという。企業による大規模な治験を経て、2030年以降の実用化を目指す。
2024.09.01 ●米大リーグ・ドジャースの大谷翔平(30)が30日(日本時間31日)、メジャー史上初の「43本塁打、43盗塁」を達成した。ダイヤモンドバックス戦の二回に43盗塁目の二盗を決めると、八回に43号ソロ本塁打を放った。大谷は23日にメジャー6人目の「40本塁打、40盗塁」を史上最速で達成。