2022.04.30 ●北海道・知床半島の沖合で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU 1(カズワン)」が消息を絶った事故で、第1管区海上保安本部は29日、半島西側の「カシュニの滝」(斜里町)に近い水深約120㍍の海底で船体が見つかり、カズワンと確認したと発表した。船内に行方不明者がいるかどうかの捜索や船体の引き揚げには、時間がかかる見通し。
2022.04.29 ●28日の外国為替市場で、円相場は一時、2002年4月以来、約20年ぶりに1㌦=131円台まで下落した。日本銀行は同日の金融政策決定会合で、現在の金融緩和を継続し、長期金利を強力に抑え込む姿勢を改めて明確にした。金融引き締めを急ぐ米国などとの政策の違いが一段と鮮明になったことが円売り・ドル買いに拍車をかけた。
2022.04.28 ●北海道・知床半島の沖合で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が消息を絶った事故で、運航会社「知床遊覧船」の桂田精一社長(58)は27日、事故後、初めて記者会見を斜里町で開き、謝罪した。事故当日(23日)の出航の判断について、桂田社長は、「結果的に間違っていた」と自身の責任を認めた。
2022.04.27 ●米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者が米SNS大手ツイッター社を買収する。ツイッター社が25日、マスク氏の買収提案受け入れを発表した。買収総額は約440億㌦(約5.6兆円)。14日の買収提案判明からわずか10日余りで、SNS大手の一角がカリスマ起業家であるマスク氏の手に渡ることになった。
2022.04.26 ●フランス大統領選挙の決選投票が24日行われ、即日開票の結果、現職で中道のエマニュエル・マクロン氏(44)が、極右政党「国民連合」のマリーヌ・ルペン氏(53)を破り、再選を決めた。マクロン氏は欧州連合(EU)重視を継続し、ロシアが侵攻中のウクライナ対応でも引き続き連携する方針だ。
2022.04.25 ●北海道・知床半島の沖合で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が消息を絶った事故で、第1管区海上保安本部は24日、乗船していたとみられる男女10人を知床岬周辺で発見し、全員の死亡が確認されたと発表した。現場海域では、1管や航空自衛隊、道警などが残る16人の捜索を続けている。
2022.04.24 ●23日午後1時15分頃、北海道・知床半島の沖合を航行中の観光船「KAZU Ⅰ」(カズワン)(19㌧、定員65人)について、「船首が浸水して沈みかけている」と118番通報があった。第1管区海上保安本部によると、乗客・乗員は計26人で、うち乗客は子ども2人を含む24人。通報を受け、1管は船舶と航空機で捜索しているが、24日午前0時30分現在、同船を発見できていない。
2022.01.23 ●ロシア軍は22日、「掌握」を宣言したウクライナ南東部マリウポリへの爆撃を継続した。「掌握」宣言は国内向けアピールという意味合いが強く、実際には戦闘が続いているとみられる。露軍幹部は22日、東部と南部の「完全制圧を目指す」と表明した。戦闘のさらなる拡大、長期化が懸念される。
2022.04.22 ●ロシアのプーチン大統領は21日、ロシア軍が包囲するウクライナ南東部マリウポリについて、セルゲイ・ショイグ国防相から市内を「完全掌握した」との報告を受け、「戦闘任務が完了した」との認識を示した。ウクライナ側の兵士が抵抗を続けるアゾフスタリ製鉄所については、突入作戦の中止を命じた。ウクライナ側はロシアの主張を否定し、抗戦を続ける構えを示した。
2022.04.21 ●政府が国外退去を要求していた在日ロシア大使館の外交官など8人が20日、羽田空港から航空機で出国した。外務省が同日、明らかにした。8人は同大使館の外交官と通商代表部職員。関係者によると、ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)や対外情報庁(SVR)に所属する情報機関員が含まれるという。
2022.04.20 ●ロシア軍は19日、東部ドンバス地方の全域制圧に向けた攻勢をさらに強めた。東部の戦線は拡大しており、ロシアのウクライナ侵攻作戦は新局面に入った。一方、陥落を目指す南東部マリウポリでは爆撃を継続し、製鉄所を拠点に抵抗するウクライナ軍に改めて投降を迫った。製鉄所に特殊部隊を投入したとの情報もある。
2022.04.19 ●厚生労働省の専門家部会は18日、米ノババックスが開発した新型コロナウイルスワクチンの製造販売の承認を了承した。現在主流の米ファイザー製、米モデルナ製とはタイプが異なるワクチンで、接種の選択肢が増えることになる。対象は18歳以上。3週間間隔で2回接種し、3回目は6か月後に行う。
2022.04.18 ●ロシア軍が包囲するウクライナ南東部マリウポリでの戦闘で、露国防省は17日、抵抗を続けるウクライナ軍に投降を要求し、応じない場合には殺害すると警告した。ウクライナの首相は投降要求を拒否することを表明した。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、マリウポリで「全滅」すればロシアとの停戦協議を打ち切る可能性を示唆した。
2022.04.17 ●ウクライナ東部に侵攻作戦の重心を移したロシア軍が、首都キーウ(キエフ)一帯を再攻撃している。黒海艦隊旗艦のミサイル巡洋艦「モスクワ」を沈没させるなど反攻を強めるウクライナ軍への報復とみられる。南東部マリウポリでは、完全制圧に向け、露軍が新たに超音速爆撃機を投入した模様だ。
2022.04.16 ●総務省は15日、2021年10月1日時点の日本の総人口推計(外国人含む)を発表した。前年比64万4000人(0.51%)減の1億2550万2000人となり、減少幅は過去最大となった。減少は11年連続で、東京都の人口は1995年以来、26年ぶりにマイナスに転じた。
2022.04.15 ●ロシア国防省は14日、露海軍太平洋艦隊が日本海で軍事演習を実施し、潜水艦2隻が巡航ミサイルを発射したと発表した。ロシアは、ウクライナ侵攻を巡り、対露制裁を科した日本に強く反発している。自衛隊は13日、12日に日本海で日米共同訓練を実施したと発表しており、ロシアは日米同盟に対抗する姿勢を示す狙いもありそうだ。
2022.04.14 ●13日の東京外国為替市場で、円相場は1㌦=126円台まで下落した。2002年5月以来、約20年ぶりの円安・ドル高水準となる。急速なインフレ(物価上昇)で金融引き締めに動く米国に対し、日本銀行は大規模な金融緩和を続ける構えで、低金利が続く日本の円が売られている。
2022.04.13 ●ウクライナに侵攻しているロシア軍は12日、1か月以上にわたって包囲を続ける南東部の要衝マリウポリの完全制圧に向け攻勢を強めた。マリウポリの市長は11日、AP通信に、死者が2万人を超える可能性があると述べ、市内には最大約12万人が残っていると説明した。
2022.04.12 ●フランス大統領選挙の第1票が10日に行われ、再選を目指す現職のエマニュエル・マクロン氏(44)が首位、極右政党「国民連合」のマリーヌ・ルペン氏(53)が2位につけ、24日の決選投票に進んだ。欧州連合(EU)への対応や経済政策で対立する両氏の直接対決は、左派層の取り込みがカギとなる。
2022.04.11 ●プロ野球・千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手(20)が10日、ゾゾマリンスタジアムであったオリックス戦で、一人の走者も許さずに抑えきる完全試合を達成した。完全試合は1994年5月18日に槇原寛己投手が広島線戦で記録して以来28年ぶり16人目。20歳5か月での達成は史上最年少。佐々木朗希はこの試合でゲーム最多奪三振「19」のプロ野球タイ記録、連続打者奪三振「13」のプロ野球新記録もそれぞれマークした。
2022.04.10 ●ウクライナ国営通信などは、東部ルハンスク(ルガンスク)州などで8日から9日にかけ、住宅など民間施設が相次いでロシア軍の砲撃を受けたと伝えた。軍事作戦を東部に集中させる新方針に基づき、攻撃を激化させている可能性が高い。
2022.04.09 ●岸田首相は8日、首相官邸で記者会見を開き、ロシア産石炭の輸入禁止などエネルギー分野に踏み込んだ追加制裁を発表した。ウクライナに侵攻したロシア軍が民間人を虐殺した疑いが強まったことを受けた措置だ。外務省もこの日、ロシアに抗議するため、在日ロシア大使館の外交官ら8人の国外退去を求めた。
2022.04.08 ●国連総会は7日午前(日本時間同日深夜)から緊急特別会合を開き、国連人権理事会(47か国)におけるロシアの理事国資格を停止する決議を賛成多数で採択した。ロシアはウクライナ侵攻後初めて国連機関の資格を奪われることになった。投票の結果は賛成93、反対24、棄権58。中国は、ウクライナ情勢を巡り露軍の即時撤退や人道状況の改善を求める過去2回の総会決議でいずれも棄権したが、今回は反対に回った。
2022.04.07 ●米国のバイデン政権は6日、ウクライナに侵攻したロシア軍が多数の民間人を殺害した疑いが強まったことを受け、ロシアに対する追加制裁を発表した。ロシアへの新規投資の禁止や最大大手銀行への金融制裁強化を盛り込み、プーチン大統領の娘2人も制裁対象に加えた。先進7か国(G7)と協調し、ロシアへの圧力を強化する。
2022.04.06 ●ロシアの侵攻を受けたウクライナの避難民20人が5日、日本の政府専用機の予備機で羽田空港に到着した。首相特使としてポーランドを訪れた林外相の帰国に合わせて来日した。政府は官民で連携し、避難民を積極的に支援していく方針だ。政府は3日までに計404人の避難民を受け入れている。
2022.04.05 ●ウクライナ政府は3日、ロシア軍に一時占拠された首都キーウ(キエフ)近郊のブチャなどの複数都市で、民間人の遺体が多数確認されたことを明らかにした。露軍は民間人を殺害する戦争犯罪をウクライナ各地で行った疑いが強い。米欧などはロシアを一斉に非難し、追加制裁の検討に入った。
2022.04.04 ●ウクライナのハンナ・マリャル国防次官は2日、自国への侵攻を続けるロシア軍から、首都キーウ(キエフ)があるキーウ州全域を奪還したと明らかにした。AFP通信などによると、解放されたキーウ近郊ブチャでは、民間人とみられる多数の遺体が確認された。露軍は首都周辺から撤退する一方、東部や南部の制圧を目標として攻撃を強めている。
2022.04.03 ●米欧や日本の制裁措置によってロシア経済への打撃が鮮明になっている。通貨ルーブルの価値下落で物価上昇(インフレ)が進み、深刻な景気停滞が見込まれる。制裁の影響は原油価格高騰などで米欧日の経済にも影を落とすが、各国は制裁を続けることでロシアを追い詰める構えだ。
2022.04.02 ●ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアの国防省は1日、南東部マリウポリで孤立する民間人の退避ルートを設定すると発表した。一方で、避難がロシア側に妨害されているとの情報もあり、露軍による空爆はむしろ強化されている。マリウポリでは、露軍の包囲攻撃が始まって1か月となる。さらなる人道危機の深刻化が懸念されている。
2022.04.01 ●改正民法が1日施行され、20歳だった成人年齢が18歳に引き下げられた。ローンを組むなどの契約が18歳から可能となる。喫煙や飲酒、公営ギャンブルは引き続き20歳未満は禁止される。民法の成人年齢に関する規定変更は146年ぶり。